2016年7月28日木曜日

のどがかわいたら水か麦茶をのもう~砂糖のはなし~

YMCAあつぎ保育園ホサナ・ホサナ食育活動のご報告

今日は幼児さんに“砂糖のはなし”をしました。
お話の前に“水”でかんぱい。
「水おいしいね」と子どもたち。

栄養士「みんなには大人よりもたくさんの水が必要です。
のどがかわいたら飲むのは、“水か麦茶”が良いんだけど、なんでジュースではいけないの?」
子ども「砂糖が入っているから!」

栄養士「みんなが1日に取っていい砂糖の量はスティックシュガー(3g)で約14本です。そのうち料理に使われる砂糖が6本くらい。残りの8本が、1日のおやつで食べても良い量です。」
中には、“8本”を覚えている子どももいました。

栄養士「じゃあジュースにはどれくらい砂糖が入っているか数えてみよう!」
リーダーと子どもたちで一緒に数えました。
すると…
「オレンジジュースは16本、スポーツドリンクは8本、体に良さそうな野菜ジュースはなんと10本!
乳酸菌飲料は小さいびんなのに3本。何本も飲んだらお砂糖たくさん摂ってしまうね。
一番多いのはコーラと乳酸飲料の19本!1日に食べて良い砂糖は8本だけど、コーラを全部飲んでしまったら8本よりも多くなってしまうね。
だけど、お茶や牛乳は0本だよ。」

お菓子にも砂糖は入っています。
菓子パンやビスケット、ヨーグルト(プレーンタイプではないもの)にも入っていることを話しました。
「おせんべいやポテトチップスは0本だけど、塩がたくさん入っているから食べすぎは注意だよ」

「では、砂糖を食べ過ぎるとどうなるでしょう?」
子ども「虫歯ー!」

砂糖の摂りすぎは、
①虫歯になりやすくなる、つばがねばねばになる
②太る原因になる
③食事の時にお腹が空かなくなる
ということを話しました。
「じゃあ砂糖を摂りすぎないために、おやつの時どうすればいいかな?」
子ども「半分だけ食べる!」
   「コーラはちょっとだけ飲む!」

栄養士「メロンパン半分にして、ジュースは全部飲まないでコップに開けて少しだけ飲む。
    甘いお菓子を食べたいときは飲み物はお茶か牛乳にする。
    ジュースを飲む時はおせんべいなどの甘くないお菓子と一緒に食べる。
    など、良い組み合わせを考えて、おうちでも食べてみてね!」
「そして、のどがかわいたら水か麦茶を飲みましょう!おうちの人にも言ってみてね。」

帰り際、「ジュースには砂糖がこのくらいはいってるんだよ~」と、おうちの人に話す声も聞こえました。家庭で子どもにおやつ(または補食)を与える時にも是非意識してみてください。

(栄養士 伊藤紗世)